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続きです。
土佐清水の軟膏の効果がなくても指導医には「食事制限」などを
指摘され、体重も34キロまで落ち、このころは、皮膚はキレイでも
精神的な破綻が凄く、暴れたり甘いものを狂ったように食べたり
しました。車の運転中に1時間半前にうどんを食べて低血糖症状を起こし、モノが二重に霞み、意識が朦朧となり慌ててアメを食べたら、
しゃっきりしたという経験もあります。
そして、妊娠して2度目の脱ステですが、妊娠中に体毛はほとんど抜けてしまいました。
悪化はしていきますが、出産後二日、胎盤(プロゲステロン)排出、
プロラクチン育成で一日で最悪化し、4ヶ月ほど続きましたが、
生理開始で、生理前プロゲステロンピークに一晩でキレイになるという
現象が起こります。
ただ、生理学的量を超えたステロイドを単発的に(吸入や点滴)、
使ってもすぐにリバウンドします。
リバウンド時は低血糖様症状もひどく、鬱も酷くなります。
高インスリン血症も、低カリウム血症も、
低ナトリウムもステロイドの副作用や副腎機能低下症から来て、
いまだにあるのか???という感じです。
>JKさんは、下垂体機能異常が発現した要因としてステロ
>イドの関与を感じていらっしゃる、ということでしょうか。
少ない症例で申し訳ないですが、ACTH欠損症の方が長年ステ内服を
されており、ステ減量後、突然の発症をしております。
他に、慢性的なストレスでの発症、高コルチゾル状態が続き、ACTHが元に戻らない方もいます。
>負けないで。焦らないで。未来に希望はきっとあると私は思っていま>す。
ありがとうございます。内分泌、中医学、米国ホリスティック、インド医学、総動員して勉強して立ち向かっています。
私に前向きを取ったら何も残らないので頑張ります。
>それにしても、JKさんの下垂体機能異常がもし本当に身体の外から投>与され続けたステロイドの招いた結果なのだとしたら、長期のステロ>イド投与が人体に与える影響は、やはり大概の医師が思っているより>も遥かに重大だということになるのでしょうか。
これに関しては今回検査された下垂体腫大、機能低下症が
確実にステロイドの影響であるとは言えないと私も思います。
こういったものの因果関係は難しく、「要因」であったかもと
言うしかわからないと思います。(脱ステ医もそういわれてました。)
オフレコで内分泌科の研修医などは、昔はACTHを抑制した外用(処方の仕方含む)もけっこうあったと言われまして、
さすがに現在は注意しているらしいが、下垂体の抑制→脱ステ後頑張りすぎた結果、下垂体線腫になったのではないかと推測されてました。
ピルでも下垂体線腫があるそうで、私は一度も飲んでいませんし。
ただ・・・現在はあれほどの思いをして脱したステロイドを内服して
いく事になりましたが(少なくない医者にステフォビアと言われました・・)
体内のステロイドと同じ分子構造、代謝時間、生理学的量を超えずに、
他ホルモン抑制を起さない量を・・という「補充目的」として
決心しました。アトピーには顕著な効果は無いですが。
他、低血圧、発熱、吐き気、低血糖様症状はまあまあ良くなってます。
こうやって、他症状を軽くして全体的なストレッサーの壁を低くして
いければと思っています。
JK
, 日本 - Tuesday, November, 09, 2004 at 18:11:42 (JST)
>書き込みでは、下垂体機能異常・アトピー・ステロイド投与の三者の>時間的関係が分かりかね、判じかねるきらいはあるのですが・・。
>まずアトピーがあり、そのため長年ステロイドを使用し、脱ステロイ>ドを開始し、その後身体の異常が生じて検査をしたら下垂体機能異常>が発見された、と
恐れ入ります。そうです。時系列が書いていないものですいませんが、
アトピーは18歳から発症、以後開業医皮膚科でリンデロンVG,
次第に効きが悪く、大病院を回りネリゾナを使用。この時点でステ歴5年ほどです。
そして初めて脱ステし、二日後劇症型の症状(40度超えの高熱、倦怠感、せん妄、むくみ、しんしゅつ液、腐ったイルカのような感じ)、
3年ほど38度近くの体温で、被爆者のようでした。
最近、通った脱ステ医は「それは急性副腎不全かも」と言われましたが、当時担ぎこまれた大学病院では「外用ではそんな事は起こらない」と、他科をいろいろ廻され(婦人科とか)、解熱剤だけで帰されたり
しました。
しかし、時間が経過してけっこう良くなっても、ストレスでの閾値が低いというか、何度も何かストレスがあるとリバウンド起します。
そして、土佐清水病院へ「ステ抜きの天然軟膏密封」という触れ込みを
信じて入院、しかしステなんで半年ぐらいで悪化、以前の皮膚科のように副作用をステで治すような感じでした。
JK
, 日本 - Tuesday, November, 09, 2004 at 17:40:35 (JST)
>こういった下垂体機能低下が長年のステロイド使用、脱ステでの急激な
>ストレスが「原因とは言えないが大きい要因かも」と思います。
>もしかしたら、ここで言われるように元々あったかもしれませんが。。。
書き込みでは、下垂体機能異常・アトピー・ステロイド投与の三者の時間的関
係が分かりかね、判じかねるきらいはあるのですが・・。
まずアトピーがあり、そのため長年ステロイドを使用し、脱ステロイドを開始
し、その後身体の異常が生じて検査をしたら下垂体機能異常が発見された、と
いう経過と思っていいのでしょうか。そしてその下垂体機能異常は医師の診断
によれば原因不明で、JKさんは、下垂体機能異常が発現した要因としてステロ
イドの関与を感じていらっしゃる、ということでしょうか。
だとすると・・。
長期戦の覚悟が必要な状態なのだろうな、という印象は受けます。
でも、今ステロイドを使い止める度リバウンドが起こるということは、それ自
体JKさんの身体が、しかるべく反応しているということを示してもいるのでは
ないでしょうか。JKさんの身体は、必死に治ろうとしているのだと思います。
負けないで。焦らないで。未来に希望はきっとあると私は思っています。
それにしても、JKさんの下垂体機能異常がもし本当に身体の外から投与され続
けたステロイドの招いた結果なのだとしたら、長期のステロイド投与が人体に
与える影響は、やはり大概の医師が思っているよりも遥かに重大だということ
になるのでしょうか。・・言葉を失います。
私たちは、一体どうしたらいいのでしょうね。
それと、遅いレスになりましたが>もちこさん、
駄文だなどと思いませんよ。
医師が言う程、ステロイドが万能というわけでもないですよね。
MIO
, 日本 - Tuesday, November, 09, 2004 at 16:20:51 (JST)
MIOさん、レスありがとうございました。
>ただ、医師その他の、凡そ患者たる人間の身に何かを施して影
響を与えようとする者はみな、その薬や治療の「効能」に期待す
るばかりでなく、「限界」をも常に強く意識しているべきだと思
うのです。
おっしゃる通りですね。改めて肝に命じたいと思います。現実と
して知りうる限界はありますが、そういった意識は絶対に持って
いるべきです。私は薬効薬理よりも作用機序的な検討を行う時間
が多いため、MIOさんの述べられたことはよく分かります(分かっ
てるつもりです)。ただ、アレルギー疾患が科学的に完治しにく
い中、臨床家の意識も徐々にではありますが「Cure」一辺倒から
「Care」をも視野へ入れたものへ移ってきていることも確かです
ね。
>私が引っ掛かりを感じて仕方がないのは、「今悪い状態なのだ
から、今はとにかくこの薬を使うのが一番いい選択だ(先のこと
はわからない)。」という治療者の考え方です。
情報をオープンにして、患者さんと相談を経て治療方針を決める
医師は少数派ですよね。言うほど簡単ではありませんが。うちの
子供達も複数のアレルギー疾患を持っていますが、アレルゲンが
分かっているものでも近所の病院で減感作は勧められたことがあ
りません(笑)。技術的、構造的な矛盾がありありと見受けられ
ます。
>その答え(覚悟と言ってもいいかも)を持つ者だけが、ステロイ
ドの使用に本当のゴーサインを出す資格を持つのだ、と思ってい
ます。
医は仁術とは昔から言われます。ここで古代中国思想を繰り広げ
るつもりはありませんが、MIOさんのお考えはそのものですね。そ
のためには、臨床にいるといえども可能な範囲で「答え」を追求
して日々研究に勤しむことを、すべての臨床家に願いたいです。
過去の医学の進歩も、患者さんに直に接している医師の貢献が
あってこそ。しかし理想論とは裏腹に、現在のアレルギー学の最
先端情報、または基礎の進歩に疎い医師はとても多いのが現実で
す。有名な英文学術雑誌もほとんど読まず「答え」を追求するな
んてナンセンス、それでは単なる自己満足です。MIOさんの文面は
非常に冷静で客観的ですので危惧しておりませんが、残念ながら
臨床家には教科書や症例報告以上の情報を持たない者がいるもの
事実です。そういう医師の施術は患者さんにとって、仁術という
よりも単なる同情かもしれません。
はる
, 日本 - Tuesday, November, 09, 2004 at 06:24:17 (JST)
初めましてMIOさん。私は脱ステして4年、現在は何度目かのリバウンド(後遺症?)で、少々辛い状態です。
私は下垂体腫大、部分的下垂体機能低下症で、
負荷試験でゴナトトロピンの反応低い、プロゲステロン低、
CRH負荷試験でコルチ正常、ACTH反応正常〜低、
低血糖用症状を持ち、低カリウム血症、
コルチゾール日内変動異常(朝低、昼項値、夕方低、夜間高)、
ACTHが、ほとんど水平(何故かコルチゾールと連動していない)です。
アトピー症状はエストロゲン期に悪化、排卵日も悪化、
プロゲステロン期に良好、特にプロゲステロン項値には、
ステ点滴よりキレイに一夜でなります。(全身、髪まで潤う)
生理開始でまた悪化しますが、
脱ステ前は、反対に生理前には急激な悪化、生理開始で良くなってました。
性ホルモンに非常に左右されます。
私などはホルモン補充や漢方の更年期処方で効果がそれなりには
ありましたが、
下垂体機能低下で、ここのところの悪化&副腎機能低下症状で
コートリルを2,5mgほど補充しております。
こういった下垂体機能低下が長年のステロイド使用、
脱ステでの急激なストレスが「原因とは言えないが大きい要因かも」と
思います。
もしかしたら、ここで言われるように元々あったかもしれませんが。。。
しかし、、、MIOさんはどう思われますか?
脱ステ4年でこの状態じゃ下垂体は元に戻らないのでしょうか。。
脱ステ後も、吸入ステ2週間で一月後にリバウンド(3ヶ月、高温期もなくなる)、
一度のサクセゾン点滴(喘息で)、3日後にリバウンド(落ち屑、むくみ)、
今回下垂体の検査入院でデキサメタゾン内服で、2ヵ月後リバウンド?
(これはリバウンドとは確信が持てないけど、高温期はばらばらです)、
すぐに抑制されるんですよね。
ACTHが少ないのですぐに抑制されるのでしょうか。。
でも、ACTHが少ないから色素沈着はあんまり無いです。
こういった内分泌異常とアトピーって私には凄く関係が深いです。。
JK
, 日本 - Monday, November, 08, 2004 at 20:32:09 (JST)
>やはり、ステロイドは大半の人にとって悪魔の薬ですか?
"悪魔"の薬という言葉は、多分に感情的ニュアンスを含んでいるようで、私は
好みません。
「ステロイドはアトピー(AD)に使うべき薬かどうか」というご質問として私の
現在の考えを答えるなら、そうですね、敢えて端的に書きますと、
−例えば寿命があと3年しかない人なら、遠慮なくコントロールに必要な充分
量を使えばいいと思います。しかし、これから30年、60年と生きて行く人に
対してコントロールのために慢性的(断続的にせよ)に使うのに適した薬ではな
いと思います。−
>私は“どちらか”というとステロイド擁護派です(信奉者ではありませ
ん!)
新薬の研究開発者であれば、この立場は自然なことでしょう。私はそのことに
否やは唱えませんし、いい薬を開発してほしいと思います。
ただ、医師その他の、凡そ患者たる人間の身に何かを施して影響を与えようと
する者はみな、その薬や治療の「効能」に期待するばかりでなく、「限界」を
も常に強く意識しているべきだと思うのです。
はるさんの開発する薬が、もし結果的に患者の人生を良くするのでなく、悪く
してしまうとしたら、はるさんはその薬が患者に使われるようになることに、
ためらいを感じるはずでしょう。
私が引っ掛かりを感じて仕方がないのは、「今悪い状態なのだから、今はとに
かくこの薬を使うのが一番いい選択だ(先のことはわからない)。」という治
療者の考え方です。たとえそうであっても、ステロイドの長期的副作用が明ら
かになりつつある今日では、治療者たるもの、「このアトピーが20年後にまだ
自然治癒しておらず、ステロイドを外用しても効かなくなって、しかも患者の
皮膚がひどい状態だったら、その時自分はどういう治療で対処するか?」とい
うシュミレーションとその自分なりの答えを、まがりなりにも持っていなくて
はならないのではないか、と私には思えてなりません。
その答え(覚悟と言ってもいいかも)を持つ者だけが、ステロイドの使用に本当
のゴーサインを出す資格を持つのだ、と思っています。
>今、子供を持つ事に躊躇しています。
>でも、ADもしくは喘息…の重みを背負わせるのは・・・
子供を生み育てることは生物の自然ないとなみですから、是非、ためらわない
でお子さんに機会を与え、愛してあげたらいいと思います。
子供の問題を、親として一緒に抱え寄り添い続ける覚悟さえお持ちになれるな
ら。
MIO
, 日本 - Monday, November, 08, 2004 at 17:13:06 (JST)
MIOさん、初めまして。私、臨床医でも患者でもありません。アレ
ルギー薬の開発に携わる研究者、もう少し詳しく書くと36歳山羊
座O型の男性です。ステロイド剤は素人ですが・・・。
今年のアレルギー学会が終わり、調べものをしているうちにMIOさ
んのHPに辿り着きました。子供が軽度のADなため興味を持って拝
読し始めたものの、あまりにも内容が濃く、感嘆するばかりで
ちっとも消化していませんが、その辺はご容赦ください。
皮膚科医としての知識をお持ちの患者さんとしてお聞きしたいこ
とは山ほどあるのですが、とりあえず一つ、MIOさんの率直な御考
えを聞かせてください。やはり、ステロイドは大半の人にとって
悪魔の薬ですか?(一つと言いながら壮大なテーマですみませ
ん)。
私は“どちらか”というとステロイド擁護派です(信奉者ではあ
りません!)。ステロイドをはじめ、世のアレルギー治療薬のほ
ぼすべてが根治をターゲットとしたお薬でないことは衆目の一致
するところです。ですが、症状をコントロールするという意味で
適切な使用方法(これがとても難しく、場合によってはテーラー
メイド医療の領域かもしれません)により、万人に効奏を発揮す
るという期待もあります。疾患の構成要素が違いますが、例えば
喘息で吸入ステロイドが効かない人っているのでしょうか? 副
作用についても報告されているようなものは分かっているつもり
です。経皮であっても強度や使用期間で全身作用を呈するものも
ありますよね。
アレルギーは本当に難しい疾病だと思います。異常を来す原因は
必ずあるのに、その原因が分からない。すべての基本はアレルゲ
ン除去だと思いますが、ADの患者さんは入院でもしない限り、そ
れを効果的に実行するのは大変難しい。脱ステ、減ステの様々な
例の中にも、アレルゲン量のコントロールが不良で苦しんでいる
患者さんもいらっしゃると思います。
長々となってしまいましたが、コメントいただければ幸いです。
はる
, 日本 - Monday, November, 08, 2004 at 06:02:38 (JST)
3 2 1の順でお読みください。
たぬたぬ」
, 日本 - Saturday, November, 06, 2004 at 17:51:09 (JST)
こんなペーペー(?)の私が何か出来るはずは無いのですが
従兄の喘息での臨死体験(恐怖体験ではなく発作の)や
自分のウルシしによるアナフラキシーショック体験(呼吸不全に陥りました)
姪の卵アレによる気管浮腫悪化による呼吸不全&チアノーゼに
よって施工した気管内ソウカン(あの時はホントにビビッタ。だって
救急車の中に小児用のソウカンセット無かったのよねぇ。結局バックのみで
搬送先の病院に小児科医いなくて私がした…だって耳鼻科の
開業医のボンボンがバイトでいたのよねぇ。その時のパルス70まで
落ちててマジ泣きそうでした。)などの様々な体験は今の
私にはとても大切な経験です。
その姪は「医者になる!!!」と言っています。(本当か?)
今後も私生活でも仕事でもフル活用していきます。
MIOさんそしてこのBBS見ている皆さん。
是非是非カキコして下さい。参考にします。
長々失礼しました。
また、ウザイ書き込みしたらお許し下さいね。
個人的な悩みですが私はお互いにアレルゲン因子もちの夫婦。
今、子供を持つ事に躊躇しています。
私たちだけならとっても幸せです。
だけど、二人の子供はとっても会いたい…。
欲しい…というのではなくあって見たい。
でも、ADもしくは喘息…の重みを背負わせるのは・・・
と躊躇しています。もしもしそんな体験をお持ちの方、
ご意見ください。
宜しくお願いします。
たぬたぬ」
, 愛知 日本 - Saturday, November, 06, 2004 at 17:49:36 (JST)
彼にとっての一番のアレルゲンはストレス。
一番良かったのは彼に薬の知識が無く私の薬への説明が信頼
出来るものだった事。知識が有ったらニポラの頓服なんて思いも
しないでしょう。ステロイドの内服は一切していません。
副腎機能への影響を考えての事です。喘息が有る訳では無いし
取り合えず死んでしまう様な症例では有りませんでしたから(笑)
「これ効くよぉ!」の一言が彼への特効薬。
もう、とっても効いている気になり30分一緒に観察。
その間は薬飲んだので…と言ってなるべく掻かせない様
注意し語りかける。薬の影響と掻かないでいたことで
かな〜り落ち着く。彼は思込み強い様です。(笑)
…私はMIOさんと同等の立場です。彼への個人的治療に
注意したのは私が処方するのではなく、他の信頼出来る
医師から処方を受けること。一人の意見では無いと言う事と
全ての処方薬に対して確たる説明を自宅で行えること。
(私は皮膚科ではなく小児科慢性疾患等々ですが…日本では
専門医は小児科です。USAでは小児科の中でも呼吸器。特に
科学物質を研究してました。帰って来たのは今年中旬。本年中に
向こうへ応援に暫く行く予定です。彼は置いて行きますが
月2回は一緒に過ごせる予定です。)
MIOさんのHPでも有りましたが家族の協力は不可欠です。
ただ、彼の家族は素人。彼以外にここまでアレルギーの酷い
人がいませんでした。愛情あっての事ですが、非常に高額な
民間療法等々試した挙句、「こんな体に産んでごめんね」と
涙ながらに言われたそうです。勿論本人は両親に苦しみを
与えてしまっている自分・普通で無い自分に苦しみ自殺も考えた
と言っていました。
もし、今、そんな風に考えている方がいらしたら
それは間違いです。必ず貴方を必要としている人がいます。
私の病院にも(小児ばかりですが)HPなどを見て励まされた
患者さん若しくはその家族の方が沢山いらっしゃいます。
それぞれの方が千差万別の体験をなさっています。
色んな書き込みしてください。私たちが出来る事は
多数の意見を検討してお話すること。患者さんが何を求め
欲していて現代医学での見解とそうでない事の可能性を
一緒に見つめる事です。
たぬたぬ」
, 愛知 日本 - Saturday, November, 06, 2004 at 17:49:00 (JST)
HP拝見させて頂きました。私は自分が小児アトピー、今ではIgE全く何も出ない&好酸球も出ないという恵まれた元アトピー患者です。
ただ、子供のころは本当に酷かった。朝になると四肢の内肘が汁を吹いて固まりパジャマを脱ぐ時に剥がれて多量に出血するという日々を繰り返していました。喘息患者・鼻炎・結膜炎そしてアトピーの子供が思春期頃良くなる症例と同じく私も初潮を迎える頃、
ピッタリと治まりました。私の血縁も殆ど何らかの疾患が有りますが、ほぼ思春期には改善されています。(殆どが喘息患者で
命の危機が沢山有りました。愛知県●市近辺の公害指定患者だったりします。)そんな私が恋をした相手は成人型アトピーでした。元々アトピー持ちの私です。カキカキしたり、赤く腫れたり、汁出たり…なーんてこと全く気になりません。だって日常でしたから。
でも彼は本当に気にしてた。いつも長袖。もちろんお酒も飲めない。(お酒に対してはアレルギーは無いのですが、血行が良くなりすぎて痒くなる)結婚直前は外出も出来なくなるくらい酷かったです。MIOさんは脱ステの方ですよね。プロトピックもあまり…かなぁ。
私たちは幸運にもステロイドもプロトピックも超有効でした。カナーリ ラッキー
ですよね。プロトピックは免疫抑制剤なのでヘルペス保菌者や尋常性ザソウ
の患者さんには向かない。たまたま何も該当しなかったのです。
プロトピックは症状が著明に出ている時に塗布するとかなりの熱感が
あり、痒みを伴う様です。それを乗り切るとグンと軽快し後超薄く塗布を後日2日位すると1〜2週間全く外用薬を必要としなくなります。ステロイドも使いますが親水軟膏やザーネ、OZなどと混ぜて
かなり%は低くして使います。日頃使っていないとかなり
効きます。今では外用薬は週1回塗るか塗らないか程度で
(保湿剤も含む)内服薬(抗ヒス)も仕事中など発作的掻痒感の
有る時のみで一週間分が3ヶ月位持ちます。
抗ヒスもニポラなど強くない物です。
これで克服出来たなどという思いは有りませんが 何とか
幸せに生活出来るようになりました。
たぬたぬ」
, 日本 - Saturday, November, 06, 2004 at 17:46:28 (JST)
手荒れが酷くて医者にかかるとトプシム軟膏を処方されました。
湿潤して水疱が潰れかけたときは トプシムを塗り綿手袋をはき
半日ほど安静にしていると症状が軽くなります。 が、掌全体が膿んで痛くて痛くて指も曲げられないほど重症時にはトプシムで効き目がありません。 アトピー性手湿疹でステロイドが効くのはほんの軽症の時だけです。
からだアトピーも重症になるとステロイド剤の効能も少ないんじゃないかな と思いました。 駄文で申し訳ありません。
もちこ
, 43歳 日本 - Sunday, October, 24, 2004 at 15:43:57 (JST)
吸入ステロイドの方が全身への影響は強いかもしれませんね。
なんせ粘膜ですから。
僕が勝手に思っていることですが、アレルギーの中でもアトピーは一番重いのではないかと考えています。
アレルギーマーチで有名な鼻炎や喘息は共に粘膜に炎症を起こします。でもアトピーは皮膚に炎症を起こすのですから、破壊力抜群のアレルギーだと思うのです。
まあ想像ですけど。
ジンペアセ
, 日本 - Saturday, October, 23, 2004 at 20:46:05 (JST)
ちぃずです。MIOさん、長々とした文章をお読みいただきありがとうございます。ほぼ同じ頃、MIOさんも書込まれていらっしゃったのですね。
吸入ステロイドが、離脱時の症状に影響を与えていたかもしれないとは、全く気がつきませんでした。皮膚への外用ステと同様に吸入も、場合によっては全身的な作用があると考えておいた方が自然ですね。
MIOさん、本当にありがとうございました。
ステロイド外用剤による副腎皮質機能低下状態に関する文章も、大変興味深く読ませていただきました。健康を取り戻された暁には、是非医師としてご活躍されることを祈っています。
ちぃず
, 日本 - Saturday, October, 23, 2004 at 17:01:54 (JST)
>アレルギー患者ってもしかしたら副腎機能が元々弱いんじゃないかなって
思ったりもしますね。
>MIOさんの症状は副腎機能低下症に似てますね。
なかなか皆さん面白いことをおっしゃいます。
弱い副腎皮質機能を、本来あるべきレベルに回復ないし向上させる手段がもし
あったら(もちろんコルチゾ−ルを投与し補うとかACTHを与え副腎を刺激す
るとかいう一時しのぎではなく、必要な時に必要なだけの充分なコルチゾ−ル
を、副腎自身が体内にあるものだけの力で分泌できるような状態にするこ
と)、それが究極のアトピーの根本治療なのかもしれません。
しかしそれは容易に人智の及ぶところでは無い。
こんなことを考えていて、怪し気ないわゆる民間療法に引っ掛かったりしない
ようには、気を付けなくてはなりません。
MIO
, 日本 - Saturday, October, 23, 2004 at 15:12:12 (JST)
MIOさんの症状は副腎機能低下症に似てますね。
下垂体とか検査されましたか?
クロス
, 日本 - Friday, October, 22, 2004 at 23:19:16 (JST)
詳しいご返答ありがとうございます。
MIOさんみたいな医師だったら皮膚科にも積極的に通うアトピー患者が増えるかもしれないな〜
やっぱり短期的なデータじゃなく長期的なデータも必要ですね。特にステロイドの副作用は。
でも一つ気になるのはアレルギー患者ってもしかしたら副腎機能が元々弱いんじゃないかなって思ったりもしますね。
僕は今割と調子がいいです。このまま治ればいいのですが・・・。
ジンペアセ
, 日本 - Friday, October, 22, 2004 at 21:22:27 (JST)
うわぁ、びっくりした。
時間差でちぃずさんが書き込んで下さっていました。
ちぃずさん、お手間を取らせました。
プロトピックも使っておられたのですね。長年の外用の末、効かなくなったり
ひどく悪化したり感染症になったりと、型のごとくの苦しい経過ですね。
なぜ減ステ期にあれほどひどい全身症状が出たのか。
外用は減ステであっても、パルミコート(吸入ステロイド)からの離脱を伴って
いたために、一般の脱ステ(外用の急激な中止)よりも、体内でのステロイド量
の減少は、むしろ急激だったのかもしれません。
ここ数年、喘息患者では吸入ステロイドを積極的に使って発作を予防すべきと
いう方向になっていて使用が増えていますので、これからこうしたことが増え
てくるのかもしれないですね。
MIO
, 日本 - Friday, October, 22, 2004 at 18:10:33 (JST)
一方現実の臨床の場では、現在、アトピーがいつまで経っても自然治癒しない
ために、断続的であったり薬の強さが変わったりはしながらも、数年〜数十年
にわたるステロイド外用を続ける結果になっているアトピー患者が、ごまんと
います。さらにその中で突然外用を中止している人たちも、皆さんよくご承知
のように、少なからず存在しています。
これらの患者さんたちで、実際外用の中止後に、皮膚症状の悪化のほかに、浮
腫・全身倦怠感・寒気・発汗異常・食欲不振・いらいら・不安・うつ状態・不
眠などの、副腎皮質機能低下症状と一致する症状が現れて、時間と共に回復す
ることが、頻繁にみられます。現実に起きているその臨床症状から逆に考えれ
ば、これらの患者さんたちは、中止時までに、副腎皮質機能低下状態になって
いたと考えるのが自然でしょう。
さらに少数ではありますが、以下の文献などのように、副腎皮質機能低下が客
観的に明らかに見られた事実の報告もあります。
*)38才から69才の、ステロイドを1年から10年にわたって外用している湿
疹・乾癬などの患者6人で、外用を中止した所重篤な急性副腎機能不全症状を
呈し、ステロイドの再投与を余儀なくされた。
(ステロイド外用剤によるSteroid Withdrawal Syndrome様症状について 榎
本充邦 他 香粧会誌 Vol.15 No.117-24, 1991)
*)1才から15才の、ステロイドを1カ月以内から1年以上にわたって外用し
ている小児アトピー患者54人に、副腎皮質予備能検査(rapid ACTH test)を行
なった結果、22%に明らかな低下、44%に軽度の低下がみられた。
(皮膚科領域におけるステロイド療法とその問題点−とくに副作用を中心とし
て− 島雄周平 西日皮膚40巻1号p5−24, 1978)
結局のところ、ステロイド外用剤が、内服と比べて副腎皮質機能低下を起こさ
ない訳は、ただ、吸収されて体内で働く量が、内服よりずっと少ないからとい
うだけのことです。ステロイド外用剤は内服となんら性質の異なるものではな
く、ただ「程度」の問題なのです。
逆にいえば、大量や長期という、体内の作用量の総和が多くなるような使い方
をした時、安全の保障はありません。
皮膚からのステロイドの吸収量は、小児では成人より多く、皮膚病変によって
バリア機能の障害された皮膚では健常皮膚より多く、顔面・陰部などでは他の
部位より多いということがわかっています。
しばしば小児期から、バリアーが障害されているアトピー皮膚に、顔面陰部も
含めて広範に外用することの多いアトピー患者の場合、冒頭の安全域より危険
が大きくなる可能性は充分に懸念されるでしょう。
冗漫な文章、失礼しました。
MIO
, 日本 - Friday, October, 22, 2004 at 17:12:57 (JST)
>副腎機能が低下するという話、事実でしょうか。
鋭いご指摘です。実際これは難しい問題だと思います。
私で満足なお答えができるかどうか分かりませんが、努力してみましょう。
様々なデータがありますが、それらを総合した皮膚科でのひとつの代表的見解
として、
「strongestクラスのステロイド外用剤を単純塗布で一日10g以上、密封療法
(塗った上を覆って吸収を良くする)で一日5g以上、その他のステロイド外用剤
では単純塗布で一日20g以上、密封療法で一日10g以上で、副腎機能抑制を中
心とする全身的な影響が現れる」、というのがあります(「皮膚疾患最新の治
療'87-'88」;もとのデータを辿ると、外用期間はほぼ7日以内と思われる)。
ジンペアセさんのご指摘と、大旨一致していると思われます。
問題は、この科学的データの意味する所は何か?ということですが、2通りの
捉え方ができると思います。すなわち、
1)一定量以上が投与吸収されれば、外用でも、内服と全く同じように副腎皮
質機能低下が起きる。
2)外用では、相当多い量を使わない限り副腎皮質機能低下は起きないという
ことで、つまり通常の外用使用量では、副腎皮質機能低下は起きない。
冒頭のジンペアセさんの質問への解答は、1)の見地に立てばYESで、2)の
見地に立てば、NOです。
しかし私は、2)の考えは話を単純化し過ぎていると思います。
これらのデータは全て、短期の使用に関してのものです。現在のアトピー患者
のように、幼少期から数十年にわたる投与をされた患者に於いてのものではあ
りません。一日2g、4カ月で副腎機能が低下しないという結果は、一日2g、
30年の外用が安全であることを保証するものではないでしょう。
では一日2g、30年外用した場合のデータはどうか?という疑問が当然生じる
と思いますが、残念ながらそういう"科学的"データはありません。可及的短期
間で使用を止めるべきとされている薬を、症状がなくなっても一日2g、年余に
わたってつけ続けさせてデータを取ることなど、できないからです。
また、体内のコルチゾール量は、日内変動・種々のストレスなどによって、正
常でも大きく変動するものであり、副腎皮質予備能検査(rapid ACTH test)は
非常に強い刺激を副腎に与えて見るものなので、軽度の異常は捉えにくいとい
う検査の性質があるそうです。こうした臨床検査の限界というものもあり、検
査で異常がなければ副腎皮質機能は正常と単純に判断するのは、必ずしも正し
くないかもしれません。
MIO
, 日本 - Friday, October, 22, 2004 at 17:09:56 (JST)