▽ 議論は MIO
データNo:245 2007年07月13日(Fri) 22:36
>ステロイド派の医師に比べて、ということですか?
そうです。
ステロイド派の医師には、既に個人的な交流や学会での趨勢から、否定的な反応を予想していましたから、「予想通りの反応だな」と思っただけでした。
これに対して、非ステロイド派の方々とは、知己を得たのが最近ですので。ステロイド派に対してより、期待値が高かったかと言われれば、そうでしょう。
>静かに無視している先生たちとはあまり議論をしたことがないから、
と、いうことではないと思います。
議論にならない、とは言えます。
私の話を耳では聞いて下さっても、ご自分の頭の中の物差しと照らし合わせて、「これは合わない」とはじいておしまい、です。
>MIOさんがもし対話を試みたことがあればその内容が知りたいです。
だから、申し訳ないですが、語るほどの内容はないのです。
皆さんが医師に話す時の反応と同じです。門前払い。
ただ違うのは、私は同業者ですので、皆さんのようにあからさまに怒鳴り散らされたり顔を潰されたりしないで済んでいる、というだけです。
私は10年以上を棒に振っています。
それだけで、彼らにとって私は失敗例であり、そこから学ぶことはないとおそらく思っているでしょう。
>「ほら、だからステロイドを使わないとダメだ」
もしくは、「ほら、だから私の勧める治療をしないとダメだ」
と、思われているのです。
(ひがんでいるんじゃありませんよ。
他の医師を否定したいのでもありません。)
でもね、
「私はこうして良くなった」とたとえ認めてもらえないような状況でも、「私はこの方が幸せだ」と思うことは自由だし、胸を張ってその姿を見せていいのではないでしょうか。
議論で説き伏せようとするより、その神々しい姿の方が、私は逆に、人の心を動かし考えを変化させ得る力になるのではないか、と思っています。
>学会としては、そういう選択を患者に許し、それを(それなりに)支援することは認められないのでしょうか。
そうなればいいというのが、私の願いです。
それを現実にするための道筋になればいいと思って、この記事を書き、この対話をしています。
ちなみに、プレッシャーや押し付けにはなっていませんので、どうぞご遠慮なく話して下さい。ご配慮ありがとうございます。
皆さんのお考えになるような、理想の医師になりたいと、私自身も(不遜ながら)思っています。
そのために必要だと思われる階段を、今私は一歩一歩、登っています。
▽ Re:「皮膚科医は悪魔か」について エカテリーナ
データNo:243 2007年07月13日(Fri) 13:36
MIOさん、こんにちは。
お返事ありがとうございました。
書きたいことがありすぎて、
上手くまとめることができません。
でも、まずは書き始めてみよう思います。
まず、書くことに難しさについて。
MIOさんの、医師であり患者であり
壮絶な脱ステを経験されたというお立場は
とても貴重で、特別なものだと思います。
そして、それらの経験をした昔とは違うMIOさんが、
再び皮膚科医として働いていらっしゃいます。
だから、ずっとMIOさんの文章を読んで
共感してきた人たちは、それぞれ
「MIOさんに、自分たちが求めてきた、
そしてなかなか得ることのできない、
自分の理想を体現した医師になってほしい」
と願ってしまうのも自然なことですよね。
(他の人に関しては推測なので、ちょっと無責任な
書き方かもしれません。正確には「私が」ですね。)
でも、言うまでもなくそれは勝手な思いでしかなく
それを書くことが、MIOさんのプレッシャーや
ストレスになってしまうのではないか。
押し付けになってしまうのではないか、
という不安が常にあります。
MIOさんにはMIOさんのお考えがあり、立場があり、
体力や、気力や、様々なご事情がおありでしょうし
私は何も押し付けたくありません。
ここまでの文章を読んできて、
MIOさんをとても信頼していますし
どのような選択をなさっても、応援しています。
ですので、私の書くことにもしプレッシャーを
感じてしまったら、ごめんなさい。
そういうつもりではないことを、ご理解下さいね。
さて、前置きが長くなりましたが…。
>私が自分のアトピーに対しステロイドを使わずにいることは、かつての同僚の皮膚科医皆が知っています。それで、「できる場合にはなるべく使わない」ようにも考えるようになったというようなことを言ってくれたのが、1人、あとは皆黙認ないし静かに無視、というところでしょうか。
むしろ私には、非ステロイド派の医師たちとこうした話をした時の反応の方が、驚きでした。
ご自分の治療方針を語られるばかりで、私の症状の変化を有意と認めて下さらなかったり、事態の改善のための建設的な議論にはならないことが多いように感じました。
非ステロイド派の医師についてのご感想は
私も理解できます。
私は脱ステ病院Aに(ビタミン剤をもらいに)
継続的に通っているのですが、
それだけで完治ということもなく
特殊な治療を行っている脱ステ病院Bにも
同時に通ったことがあります。
脱ステ病院Bの治療法は、その時の私には合っていて
かなりの効果をみせました。
次にA病院に行った時に、
A先生が「良くなっったね!」と言ったので、
私はB病院の話をしました。
なかなか効果があるようですと話したのですが
先生はちょっと不満そうに、
「僕のところで良くなったんでしょ」
と言いました。
がっかりしましたね〜。(笑)
A先生は、もしかしたら私の経験を参考にすることが
できたかもしれないのに、
その機会を最初から放棄してしまいました。
他にも、いくつもの脱ステ病院巡りをしてきましたが
似たような経験は何度もあります。
脱ステ医といっても、「患者全員一律に同じ治療。
いやなら来るな」という姿勢の先生は少なくありません。
一方、本当に偏見や歪んだプライドをもたず
他の治療にも常にアンテナを張り
公平な自分の考えを言ってくれる先生もいて
その先生は、心から尊敬しています。
(この先生は内科医ですが。)
ですが、わからなかったのは、
>むしろ私には、非ステロイド派の医師たちとこうした話をした時の反応の方が、驚きでした。
というのは、ステロイド派の医師に比べて、
ということですか?
それは、MIOさんが、MIOさんの経験を
静かに無視している先生たちとは
あまり議論をしたことがないから、
ということはありませんか?
または、非ステロイド医師への期待値が
高かったから、ということはありませんか?
何度もしつこく書いて、申し訳ないのですが
私は、MIOさんがもし対話を試みたことがあれば
その内容が知りたいです。
MIOさんが、どのようなことを話したら
それについて、
ステロイド派、非ステロイド派の医師が
どういう意見を聞かせてくれたか、
そこが知りたいのです。
>私1人でだめで、エカテリーナさんの昔の主治医は、行ってももうエカテリーナさんのことを
忘れていたとしても、何人も何人もの患者がそれをする内に、ようやく皮膚科医の中に、
「何だか、ステロイド使わなくてもよくなる人たちもいるらしいぞ。」
という認識が生まれてくるのではないでしょうか。
そんなことを私は思っています。
これは、私の場合、ちょっと無理かもしれません。
なぜなら、
私は2度目の脱ステをして6年になりますが
一年のうち数ヶ月は普通の生活がままならないほどの
状態を、まだ続けているからです。
だから
>「何だか、ステロイド使わなくてもよくなる人たちもいるらしいぞ。」
とは思ってもらえないでしょう。
むしろ「ほら、だからステロイドを使わないとダメだ」
と思われてしまいそうです。
それでも今の私はステロイドを選択していません。
私の場合
「ステロイドをやめればアトピーが治る」と思って
ステロイドを止めた、というのとはちょっと違います。
ステロイドの負の側面を体験として知っているので
もうこれ以上使いたくないと思っているのです。
今、一年のうち数ヶ月を苦しみのうちに
過しているにせよ
私の体質にステロイド治療は合わないと
わかっているから
我慢とリスクを天秤にかけ、使わずにいるのです。
そして、体質改善を続けるうちに治ることを
目指しています。
私は2度目の脱ステなので、
自分がステロイドを使うと
どういう経過をたどるかわかっています。
ステロイドから、すんなり離れられた人も知っていますが
私はそうはいかない体質のようです。
学会としては、そういう選択を患者に許し
それを(それなりに)支援することは
認められないのでしょうか。
むしろ、脱ステ直後に、ゾンビのようになった私を
見せることならできたかもしれません。
(6年もたってしまっては、説得力にかける気がしますが。)
でも、皮膚科学会は
「脱ステが悪い」のであって
「元々のステロイド使用が悪い」のではないという
理論の土台を作り上げているので
その理論で叱られて終わりかもしれませんね。
良くなった姿を見せる方は説得力があるかもしれません。
でも、それはあくまで現実の片面でしかありません。
他にも書いてみたいことはあるのですが
あまりにも長くなってしまったので
今日はここまでにします。
十分長過ぎますね。(^^*ゞ
失礼致しました。
▽ ご報告 MIO
データNo:237 2007年07月08日(Sun) 17:02
ご指摘を受けて、表現が分かりにくかったと反省し、
>例えば今私が通う皮膚科クリニックでも、
の部分の記載を、以下のように変えさせて頂きました。
>例えば今私が診療見学に通う皮膚科でも、
▽ そうですね・・ MIO
データNo:236 2007年07月07日(Sat) 23:31
感想の書き込み、ありがとうございます。
ちゃんとお答えになるかどうか分かりませんが、書いてみましょう。
>MIOさんのお勤めになるクリニックでは、ステロイドを使わない治療を受けることはできないということでしょうか。
今の私の勤務形態を申し上げなければなりませんね。
私は今、2か所の皮膚科に勤務しています。
これを、A院、B院とさせて下さい。
A院では、自分で患者さんを診ています。
しかし非常勤ですから、他の日は他の医師が来ていて、共同で患者さんを診ている状態です。
B院では、そこの皮膚科医(C医師としましょう)の助手をしています。私は見学させてもらい処置をするだけで、治療方針を決めることはしません。
B院に行っているのは、皮膚科全般の研修のためと、そこで場所を借りて代替療法をさせてもらっているためです。
C医師は、代替療法に対して理解はありますが、アトピー患者さんに対して行っているのは、標準治療です。
お尋ねの部分は、このB院での状況です。
私は、C医師の診療を、傍らでひたすら見ています。
それでもちろん思うところはありますが、ここでは私は主治医でないですから、口を出す権利はないと心得て振る舞っています。
>MIOさんは、そうされたことはありますか?
私が自分のアトピーに対しステロイドを使わずにいることは、かつての同僚の皮膚科医皆が知っています。
それで、「できる場合にはなるべく使わない」ようにも考えるようになったというようなことを言ってくれたのが、1人、あとは皆黙認ないし静かに無視、というところでしょうか。
むしろ私には、非ステロイド派の医師たちとこうした話をした時の反応の方が、驚きでした。
ご自分の治療方針を語られるばかりで、私の症状の変化を有意と認めて下さらなかったり、事態の改善のための建設的な議論にはならないことが多いように感じました。
この状況をどう考えればいいのか、何故議論にならないのか、それは私にもよく分かりません。
ただ、次のことがあります。
私は、非ステロイド派の医師たちの連絡の輪に入れて頂いているのですが、そこに新しく参加される医師の方が時々います。
そういう方が、「自分の患者さんのある人がステロイドなしで驚くほど改善された姿を見て、目を見開かされた」とおっしゃることがあるのです。
価値観を変えるのは難しいものです。
誰にとっても、自分の1回の経験が、伝え聞いた100の話より、インパクトがあるということがあるものだと思います。
だから、「私はこうして良くなっている、私はこの方が幸せだ」という大勢の患者がその姿を明らかにすることが、有効なのではないかと思うのです。
私1人でだめで、エカテリーナさんの昔の主治医は、行ってももうエカテリーナさんのことを忘れていたとしても、何人も何人もの患者がそれをする内に、ようやく皮膚科医の中に、
「何だか、ステロイド使わなくてもよくなる人たちもいるらしいぞ。」
という認識が生まれてくるのではないでしょうか。
そんなことを私は思っています。
▽ 「皮膚科医は悪魔か」について エカテリーナ
データNo:235 2007年07月07日(Sat) 21:06
MIOさん、こんにちは。
新しい記事、読ませていただきました。
内容(MIOさんのスタンス)を正しく理解するために
1つ質問をしてもよろしいですか?
文中
>例えば今私が通う皮膚科クリニックでも、初めて受診するアトピーの患者さんが時々いるが、その中に「ステロイドを使いたくない」と言う人は多い。
医師から標準治療をすると言われ、長時間話し込んだ末に、それきり来なくなる患者さんがおおよそ7割、標準治療をすることにして通い始める患者さんが3割、といったところだろうか。
と書かれていますが、MIOさんのお勤めになる
クリニックでは、ステロイドを使わない治療を
受けることはできないということでしょうか。
この文章を読む限り、そのように受け取れます。
(7割と3割で10割ですから。)
でも、MIOさんは以前に、
患者が治療法を選べないことは
望ましくないと書いていらっしゃったように思い
不思議に感じました。
今回の文章を読んだ感想を書かせていただきますが
もしかしたら私の誤解もあるかもしれません。
その時は、ご指摘頂ければと思います。
私自身は、皮膚科医が悪意でステロイドを処方しているとは思ったことがありません。
私の理解は、MIOさんの今回の記事にかかれていたものとほぼ同じだと思います。
ほぼ同意見であるにもかかわらず、
私は今までのMIOさんの記事を読んだ時に感じた
「私が思っていることを、ここまで鮮明に書いてくれる人がいた!ありがとう!」
という、深い共感を抱くことは残念ながらできませんでした。
MIOさんの渾身の文章だというのに、ごめんなさい。
何故かを考えると、たぶん私がこの文章のなかに
MIOさん自身を見ることができなかったからだと思うのです。
MIOさんは、皮膚科医であり、脱ステロイドを生き抜いた患者さんでもあります。
だから、皮膚科医も「自分」であり、
患者も「自分」で、
ご自身は「両方」であるはずなのに、
この文章中では皮膚科医は「彼ら」であり
患者に対しては「患者さんは〜してほしい」で、そこには自分は含まれていないかのようです。
(客観的に見つめるために、
そのような視点をとられたのだと思いますが。)
MIOさんは、この文章が言い訳のように
聞こえるかもしれないと心配されていましたが、
言い訳には聞こえませんでした。
MIOさんとは、まったく関係のない人について
書かれたことのようでした。
(MIOさんが、人ごとだと思っているとは
全く思っていません。
ただ、この文章について言っています。)
MIOさんは、こうおっしゃっています。
>皮膚科医を、あるがままの姿で、見てほしい。
そして、感情的な非難ではなく、改善のための議論を、皮膚科医に向けてほしい。
ステロイドを止めて良くなったのなら、できるものならその姿を皮膚科医に見せて知らしめてあげてほしい。
これをするのに、まさに理想的な場所に
MIOさんご自身はおられるわけですが、
MIOさんは、そうされたことはありますか?
患者が何年も通っていなかった皮膚科を突然訪れ
自分を覚えているかもわからない医師に
上記のように話すよりも
MIOさんの話なら、皮膚科医さんたちも、
鼻で笑ったりはせず、同意はしなくても
一応耳を傾けてくれると思うのですが
どのような反応が返ってくるものなのでしょうか。
MIOさんがそうされたことがあるのなら
私はそういう話が聞きたいです。
もしMIOさんにとってそのような議論を皮膚科医と交わすことが難しいのなら
何故難しいのかが聞きたいです。
そこにこそ、歩み寄りのヒントがあるのではないでしょうか。
自分の体験がすっぽり抜けて
素人であるがゆえに、医師に相手にされない経験を
繰り返してきた患者にそれを望まれても
なかなか共感はしにくいのです。
感情的な文章になってしまったかもしれません。
不快にさせてしまったら申し訳ありません。
▽ Re:アトピーと血液検査 サリー
データNo:266 2007年08月13日(Mon) 19:16
MIOさん、返答ありがとうございます。
>私は、昨年4月に社会復帰するまで10年以上の間、医師として1人の患者さんも診ていません。
昨年以降も、特にアトピー専門ではない普通の皮膚科に、パート勤務をしているだけです。担当したアトピー患者さんの数は少なく、その中に血算・末梢血血液像(白血球・赤血球・好酸球などの数のこと)とIgE以外の血液検査をした人は、1人もいません
昨年4月から皮膚科診療を再開されたことは知っていたので聞いたのですが、パート勤務ゆえ、それほど多くのアトピー患者をみているわけではないのですね。
皮膚病にはアトピー以外にもいろいろありますものね。
>「アトピー性皮膚炎」という診断で、亜鉛・カルシウム・鉄などの栄養的所見を検査することは、健康保険上適応になっていません。
そして今の日本の保険制度は、保険診療と自費診療を一緒にしてはいけないことになっていますから、それを自費で調べようと思ったら、他の診察代も薬も全て、自費になってしまいます。
保険診療では、無駄に医療費を増やすわけにいきませんから、すでに確立された検査や治療しか行えないのが原則です。
たとえば、生き死にに関わる病気の場合、いろんな研究がなされていますよね。
皮膚科の場合、アトピーの場合、アトピーを治すための
研究というのが、生き死にに関わるに病気にくらべあまりなされていないようなかんじをうけます。
たくさんの患者がいるというのになあ。
担当医は「そんなことないよ。遺伝子治療とか一生賢明やってる人がいっぱいいる。」といいました。
しかし、アトピーと胃腸のかかわりとかは、
「胃腸からくる湿疹もあるけどねえ・・」ぐらいの返答でした。
民間療法や、アトピー板などの情報でよくなっている患者が現実にいるのに、まともにそれを検証することもなく、はじめから否定しているようなかんじを受けます。
アトピーと血液検査の結果について、研究してくれるお医者さんはいないのかなあ。
もういちど主治医に研究してくださいといってみようと思いますが、
たぶんはなから相手にされないことでしょう。
先生の病院は「名医」として有名ですが、
それは軽症を抑えるためのものであり、
重症のアトピーは「このぐらいなら長期連用してもしかたない」と担当医がおっしゃるストロングクラスのステロイド月100gほど、でも大丈夫と。
そんなかんじです。
一日に100人もの患者さんを一人で見ている先生。
研究の時間もないのでしょう。
たしかにアトピーでは保険診療にならない血液検査があるから、私の問題は検証できないのかもしれません。
2ちゃんねるアトピー板にある亜鉛ビオチンすれには
かなり軽くなっている方が何人もいらっしゃいますが、
そういう民の声はお医者様にはとどかないのでしょうね。
生き死にではない慢性病ですが、社会生活から阻害されることが多い病気です。
地下にもぐってひっそりと、つつましく。
未来が見えず・・・・希望を持たず、望まず、
生きてることに感謝して、細々とくらしていきますかね。
社会復帰をめざしたいけど、自力ではここら辺が限界かな。かなりよくなっているんだけれど、やはり正常の顔や体とは程遠いから。そんな患者全国にひっそりとくらしているはず。
もって行き場所のない想いに
愚痴りになってしまいました。すみません。
▽ お答えします MIO
データNo:234 2007年07月06日(Fri) 23:23
私がどうしても分からないのは、サリーさんのご質問の中の、「MIOさんの患者で」という部分です。
私は、昨年4月に社会復帰するまで10年以上の間、医師として1人の患者さんも診ていません。
昨年以降も、特にアトピー専門ではない普通の皮膚科に、パート勤務をしているだけです。担当したアトピー患者さんの数は少なく、その中に血算・末梢血血液像(白血球・赤血球・好酸球などの数のこと)とIgE以外の血液検査をした人は、1人もいません。
私は自分の経歴をお示ししています。
そんな私が、どうして意味のあるお答えができるほどの、沢山の患者さんのデータを持っていると、お思いになるのですか?。
私に答えられるのは、既にはっきりしている教科書的事実だけです。
それは誰からでも得られる知識ですから、病院なり本なりから得て下さい、という意味で、>知識としての・・ という部分を書きました。
それ以上のことがお知りになりたいなら、
>実態も充分に分かっていないと思います。
が、私の答えです。
「アトピー性皮膚炎」という診断で、亜鉛・カルシウム・鉄などの栄養的所見を検査することは、健康保険上適応になっていません。
そして今の日本の保険制度は、保険診療と自費診療を一緒にしてはいけないことになっていますから、それを自費で調べようと思ったら、他の診察代も薬も全て、自費になってしまいます。
保険診療では、無駄に医療費を増やすわけにいきませんから、すでに確立された検査や治療しか行えないのが原則です。
よって、こうした実験的調査を多くの患者さんに行い実態を掴もうとするなら、自費診療で行うか、研究費で行うかしかないでしょう。
限られた施設でしかできないことです。
お腹立ちかもしれませんが、それが現実です。
栄養療法は、私自身は一つの有望な道と思っています。
溝口先生の検査値の読み取り方は、非常に興味深いものがあります。
ただ、それはアレルギー反応を直接起こさないようにする方法ではないので、そのことによる限界はあるのではないかなあと思います。
▽ Re:アトピーと血液検査 サリー
データNo:233 2007年07月05日(Thu) 23:02
溝口クリニックのブログは拝見しています。
鉄、亜鉛、たんぱく質・・・うなづくことが多いです。
ああ、思っていたことを書いていた先生がいたのだと思いました。皮膚科じゃないのに。
皮膚科の先生にだったら耳も貸してもらえない。
皮膚科は皮膚しかみない。
溝口先生のおっしゃってるような胃腸の粘膜の弱さなどが関係しての湿疹もあると思います。
MIOさん、皮膚科として溝口クリニックの栄養療法はどう思われますか?_
>MIOさんの患者さんでアトピー患者特有の血液検査の結果などありますか?
とはじめに書いたとおり、私は私の血液状態について
の質問をしたのではなく、私はこれこれこうの症状ですが、それをふまえて、「アトピー患者特有の血液検査の結果」があるか、
つまりは、低亜鉛値、低鉄、がアトピー患者に共通してみられる、とか。
もし特有の結果があればそれに対処できる療法があるのではないだろうかとおもい、投稿したのです。
つまりはMIOさんが求めている「医者と患者の対話」です。
>それよりは、協力して病に立ち向かうことに、エネルギーを使えないものなのだろうか?。
とおっしゃっていらっしゃいましたよね。
しかし
>知識としての情報が得たいなら、対価を払って病院に行くなりすべきだと思います。
この「対価を払って」という一文は
「あーあ、なんで私を利用するかなあ。聞きたいことがあれば自分の医者にきけばいいのに。皮膚科医にネットでいろいろタダで聞こうとするなんて。
つきあっていられないわ。
知識はただじゃないのよ。金払え」と言ってるように聞こえてしまいました。
これは私の受け取り方ですが、
先日はかなり押さえて書いたのですが、
やはり先の一文がカチッとひっかかったのでかかせていただきました。
お気にさわったら削除していただいて結構です。
ちなみに最悪の状態のときにMIOさんのエッセイに共感をし、なんど助けられたことか。
そのことはとっても感謝しています。文章力にも表現力、あの地獄の戦いがしっかり描かれていて、
「そうそう。ほんと、あー自分ひとりじゃなかった」と
MIOさんもがんばっているんだから私も頑張ろう。
と励まされました。
ありがとう。
しかしそれはそれ、これはこれですので一言かかせていただきました。
▽ 情報をひとつ MIO
データNo:230 2007年07月04日(Wed) 22:23
「栄養面の研究に力を入れておられる先生方」と書きましたが、その1人として、新宿溝口クリニックの溝口先生がおられます。
それでも、大人のアトピーは難しいようですが。
▽ Re:アトピーと血液検査 サリー
データNo:229 2007年07月03日(Tue) 23:13
追伸
もちろんまだアトピーです。粉は減りました。
硬くごわごわしていた皮膚が柔らかくなってきて
「あ。人間の肌だ」と思えるようになりました。
しかしやわらかいところなどはやはり治りにくくじくじくします。
いたくて歩くのも大変だったのに、気がつくとすたすたと歩いている自分がいて、微笑んでしまいます。
(顔が老け顔だから不気味でしょうが(笑泣)
まだ一進一退を繰り返すことでしょう。
油断大敵です。
そして飲んでいるビタミンミネラル剤を減らしていくことも考えています。これもずーっと飲んでいてもよいとは思えません。
しかしどこにも相談するところはないし。
某掲示板のアトピー板ぐらいしかないですね。
患者同士の意見の交換で治療法をみつけていくしかないのかな。本当はお医者さんと意見交換できればいいのに・・・
なにしろ医者にしてはただの「民間療法のひとつ」
検証すらしてはくれないのですから。
※目指すはMIOさんのように社会復帰です。
その道のりはまだ遠いかな・・・年齢よりかなり老けて見えるし、仕事のブランクもあるし、ないのは湿疹で失った髪の毛。
▽ Re:アトピーと血液検査 サリー
データNo:228 2007年07月03日(Tue) 23:03
MIOさん、返信ありがとうございます。
>知識としての情報が得たいなら、対価を払って病院に行くなりすべきだと思います。
MIOさんの知識を利用しようとしている印象をあたえてしまったようです。不快な思いをさせてしまったようですみません。また書き方も抽象的でポイントは何かがぼやけわかりにくかったですね。すみません。
これは私の経験から書いたものです。
亜鉛カルシウム、鉄などのミネラルとビタミンB群の不足、たんぱく質の不足。胃腸の粘膜も湿疹と同じくやられていて、栄養をとっていても皮膚の修復に追いつかないので湿疹が治らない。と。
>こうした質問は、医師としての症例経験の豊富な先生方、臨床研究をしておられる大学病院の先生方、栄養面の研究に力を入れておられる先生方に向けて頂くのが妥当ではないでしょうか。
もうとっくにかかりつけの皮膚科さんにもきいていますしその前の皮膚科でも聞いています。
亜鉛、鉄などのミネラル不足も原因のひとつではないか?私の数値は低いといったら「ふふっそれはないとおもう。関係ないでしょ」と鼻で笑われました。
「絶対に亜鉛の不足が考えられるから調べてくれ」といっても無理でした。今は皮膚科以外で調べてもらい
やはり亜鉛不足、鉄不足だったことが判明しました。
それでジンクと鉄サプリメント、その他ビタミンサプリメント、(B2B6シナール、ビオチンなど)アミノ酸などを取っています。
私はかなり重症のアトピーでした。闘病が長かったためいや今でも闘病中ですが湿疹と色素沈着で容姿はおそろしく老けてしまいました。
しかし、ミヤリサンなどの整腸剤とともにビタミンミネラルを補給することでかなり改善してきているのです。
もちろんアトピーになる原因、それも重症化してしまう原因は人それぞれです。
でももしかして、重症化してしまいステロイドを塗ると少し収まるがやめるとぶり返す場合、皮膚の修復能力が、栄養の吸収不良によりおいつかないのではないかと思ったのです。
偏った食事はしていませんし、便秘もないのですが
皮膚かでだされた抗生剤を長らく服用してしまい腸内細菌が減ってしまって、それで胃腸の吸収能力ヶ落ちてるのでは?オリゴ糖+ミヤリサン+ビフィズス菌で腸内細菌回復。
ミネラルも不足し、それが胃や腸内の粘膜の修復をおくらせて・・・。皮膚の修復にはミネラルも必要。
浸出液がでることによるたんぱく質の不足、
胃腸の不調ゆえ(食欲もありかんじたことはありませんでしたが)の吸収能力の低下。
これが皮膚の再生を遅らせる。
すべて推測ですが
どの皮膚科医もまともに相手にしてくれませんでした。
今日久々に皮膚科にいきました。
毎月2,3回大量のステロイドを購入していましたが
2ヶ月ぶりです。(薬のストックがきれました)
先生はなぜ回復したのかわからないようでしたが
「きれいになってきたね」といいました。
しかしまた亜鉛などの話をしたところ
またもや「うーん、関係ないでしょ」と。
あーあ、中症状以上のアトピーは、皮膚科医には治せないなと思いました。
聞く耳もってませんもん。
大量のステロイド
ストロングステロイド月100g〜150gをつかってきました。でもぶりかえしぶりかえしでした。不安を訴えると
このくらいなら長期使用しても問題ない。と。
しかしその当時の私の状態はステロイド塗っても粉が部屋中に散る状態でした。恒に炎症がある状態で白血球もCRPも異常値だったのでしょう。
目の前に治らない患者がいるとしたら、
その患者が治るのにはなにかできることがないか、
どのように薬の塗り方を細かく指導するか考えるのが皮膚かの役割ではないでしょうか?
治りたいから、皮膚科に通っているのです。
現状の皮膚科は、指導してくれるところでも導いてくれるところでもなく、たんなる薬をくれるところです。
もちろん火傷、水疱瘡、水いぼ、などに、皮膚科さんの対処の仕方は「てきぱきしていて指示通りやれば治る」
すごいなあと尊敬しています。
でもかたやアトピー、それも中症状以上になると
「皮膚科医だったらもっと勉強してくれよ、鼻で笑わないで私の実感も聞いてくれよ」と思いました。
ちなみに皮膚の炎症がおちついてきたこともあり
炎症反応は以前より低下しました。アルブミンがあがり
TPが下がり、IGGも下がりました。
ずーっとH,高かった白血球も正常値にもどりました。
以前鉄や亜鉛は正常値より低いですが、以前より回復しています。
すべての人のアトピーに関係するとはいえません。
個人差があります。
ただ皮膚科医のミオさんが通常見ているアトピーの人の血液検査の結果でアトピーの人の共通な異常値があるか
気になったので投稿しました。
とてもわかりにくくてすみませんでした。
不快を与えてしまってもうしわけありませんでした。
▽ 知りたいお気持ちは理解できますが MIO
データNo:224 2007年06月14日(Thu) 16:59
ときおりこうしたご質問を頂きます。
しかし、私は経歴で披露している通り、長期間を医師として働けずに過ごしてきた者であり、当然自ら受け持った患者の方の数は限られています。回答者としてふさわしい者だとは私には思えません。
こうした質問は、医師としての症例経験の豊富な先生方、臨床研究をしておられる大学病院の先生方、栄養面の研究に力を入れておられる先生方に向けて頂くのが妥当ではないでしょうか。
その上で今回はお答えしますが、栄養不足は通常の血液検査では捉えにくいものです。
亜鉛は単独での採血が必要ですし、カルシウムはおそらく健康保険上通らないでしょう。通常は検査されないので、実態も充分に分かっていないと思います。
総蛋白/アルブミン値は、浸出液による喪失が多ければ当然低下するでしょうし、皮膚の破壊が多ければ、LDH値が上昇します。
種々の栄養不足はむろん必要量が多いためもありますが、アレルギーによる吸収低下に起因することも考えられます。このため、無闇に栄養補給をしても、値は上がってこないかもしれません。
好酸球、IgE値が上昇するのは、周知の通りです。
症状が激しかったり、二次感染を伴ったりすれば、炎症所見も出るでしょう。白血球の増加、CRPの上昇が見られます。
こういう話をしだすときりがないので、私は正直あまり好きじゃありません。知識としての情報が得たいなら、対価を払って病院に行くなりすべきだと思います。
▽ アトピーと血液検査 サリー
データNo:223 2007年06月14日(Thu) 13:24
アトピーが重症になった場合、通常の血液検査にどうあらわれてきますか?
私はアルブミン不足、血清鉄、亜鉛などが低いです。
炎症反応は高いです。
アルブミン不足→つまりは浸出液、皮再生産による
栄養不足?たんぱく質がたりなくなる?
カルシウム鉄や亜鉛などのミネラルも肌を治すのに使われ不足。
結果通常の食事では治りが遅くなる→中症重症万年化。
MIOさんの患者さんでアトピー患者特有の血液検査の結果などありますか?