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▽ Re:やりとり semi データNo:364 2008年07月28日(Mon) 18:06 ありがとうございます。 このサイトを拝見して、すぐにMIOさんのような先生に、もっと早く診てもらえていたら!と強く思いました。しかし、今回のお返事を読んで、私のそうした感想には「意味がなかった」と気づきました。そして、今だからこそ、やっぱりそうできたらと思うのです。というのも、 >実際の話、どうしようもない状態で、とにかく今つけるステロイドが欲しくて、受診される方も多いです。 当時の私は、まさにこれだと思います。ただ症状を抑えるということばかりに目をむけていました。 そうやって何年もかけて、悪化し続け、この春には、本当にひどい状況になりました。全身に湿疹が広がり、薬(ベリーストロングの外用ステロイド)も大量に塗りたくり、でも効かないと思える段階にまでいきました。本当に怖くなってはじめてこの病気について、ステロイドについてネット上の膨大な情報を手にしました。はじめてステロイドとは何かを知らされ、怖くなってすぐに脱ステに踏み切らなければと追い詰められました。しかし、仕事も子どももある身ですから難しい。まずは、安定していた症状がなぜ悪化したのかなど自分なりに考えました。そして、典型的な暴飲暴食、睡眠不足の生活を改め、日々のスキンケアをしっかりと行うなどすることからはじめました。運良くといいますか、おかげで、症状は一気によくなり、今ではほとんど表面に現われない段階にまでなり、ステロイドも微量段階にまでなりました。ここ何年かで最も良い状態です。 その悪化の期間中、私の主治医は何をするでもなく、いつもの薬を出し続けるだけでした。ステロイドの副作用に関する説明も受けたことがありませんでした。ただ、救われていたのは「飲むのはできれば避けたいんだよね」といって、薬を外用レベルの今の強度で保ってくれたことでした。良くなってきても「よくなってきたねー」と、なぜ良くなっているのかに対して、何の関心もないようで、「いいですねー」というだけでした。「皮膚は難しい、いろんなことが絡んでるから」という考えでいらっしゃるみたいで、確かにその通り!なんですが、私なりのその波を読み解くことを手伝ってほしかった、というのが正直なところなのです。もちろん、今回、自分はなぜ良くなったのかは自分自身もよくわかっていませんが。 こういう経験をして、そしてMIOさんのサイトを読んで、本当にそれまで見えなかったものがたくさん見えたような気がしたのです。医者と患者の関係というのは、知識だけでもないし、意識だけでもないし、時機も絡んで、いろいろな形になり、その形によって、いろいろな結果になっていくこと、その結果によっては信頼にもなり不信にもなるということが、よくわかりました。医者だけが治すわけでもない、患者だけが治すわけでもないし、薬だけが治すわけではない、だからこそ、「納得」というプロセスが大事なんだなと。 とはいえ、私は、ステロイドが実際にはどういうものなのか、自分の体にどのような影響を及ぼしているのかなど、まだしっかりと理解できていません。今の自分の選択を納得したいと思いながらも、果たしてこれでいいのかという恐れを抱きながら生活しています。「ステロイドが効かなくなる」とはどういうことか。「長期連用とはどのあたりからいうのか」など、わかっていないことばかりなのです。特に、自分の子どもも症状があり、ステロイドを使っています。常に不安がある状態です。 また、機会ありましたら、いろいろと教えていただけるとありがたいです。 では、現場でのお仕事がんばってください。MIOさんのような態度をもたれるお医者さんが増えることを願っています。
▽ 難しい質問で全部はとても言い尽くせませんが MIO データNo:362 2008年07月24日(Thu) 19:20 >アトピーの患者さんに対して、薬を処方するとき、どのような説明をされているんでしょうか? ステロイド外用剤を処方する時、ステロイドであること、「強い薬」であること、病変部を超えて広く塗らないように、軽快したら止めるように、という4点はまず必ず言います。 >非ステ、ステの選択を提示して、それぞれの差、利点、副作用などを説明されるのでしょうか?
外来の時間の制限もあるので、ある程度患者さんの経過や発言や態度からその志向を推測し、それに近い範囲の選択肢をかいつまんで説明します。 >そういう説明をして患者に選択を委ねた場合には、どのような反応をする方が多いでしょうか。
実際の話、どうしようもない状態で、とにかく今つけるステロイドが欲しくて、受診される方も多いです。
また、最近の傾向として、「とにかく面倒くさいことは嫌だ、できない。」という方が多いように感じますね。 >ご自身はステを塗らないという選択をしていながら、ステを処方するという部分では、どのような態度で整理されているのか
私自身は、難しい病気であることと、具合の悪い患者のつらさを、嫌というほど知っているつもりですので、患者さんに、「ステロイドは絶対だめ」と言うことはできない、と思っています。 一方それが引き起こす害も知っていますので、可能な範囲で、非ステロイド・減ステロイドの選択肢をいつも探っています。
間抜けな話ですが、その日の診療を終えてから、
▽ やりとり semi データNo:360 2008年07月24日(Thu) 10:08 はじめまして。すばらしいサイトをありがとうございます。 質問がございます。可能な範囲でお答えいただけるとありがたいです。 MIOさんは、長い経験をもとに、サイトに書かれているようなお考えを持たれたと思います。そして、その上で、標準治療を行う皮膚科で働いていらっしゃいます。その際、アトピーの患者さんに対して、薬を処方するとき、どのような説明をされているんでしょうか?非ステ、ステの選択を提示して、それぞれの差、利点、副作用などを説明されるのでしょうか?また、そういう説明をして患者に選択を委ねた場合には、どのような反応をする方が多いでしょうか。 つまり、ご自身はステを塗らないという選択をしていながら、ステを処方するという部分では、どのような態度で整理されているのかなと思ったのです。もちろん、これはいじわるなつもりで聞いているのではありません。 そのやり取りに、何かとっても大切なものがあるのではと思うのです。 私自身は、ステを使っているものです。私の主治医を信頼しているつもりですが、やはり十分な説明をされていると意識することはありません。自分自身で調べて納得している状態です。 そもそも、上のような丁寧な対応をしてくれる医者などいるのか?と疑問があります。みなさんお忙しいですから、そこまでできないだろうと。でも、MIOさんであれば、ひょっとしたらそういうプロセスを大事にされているのではと思ったのです。差し支えなければ、具体的なそういうやり取りを公開してもらえると、ありがたいです。 これから医者にかかる際に、患者としてもどのあたりまで踏み込んで良いのかのヒントにしたいと思ったのです。
▽ Re:メールであれば KIKI データNo:359 2008年07月20日(Sun) 19:30
そうでしたか、焦る余り不注意でした。
私も精神的に自立した人になりたいですが、なかなか
▽ >メールであれば MIO データNo:358 2008年07月20日(Sun) 17:33
確かにメールなら、私の発言が他に影響する可能性はなくなりますね。
私は皆さんに、自分がどうするのか自分で決められる人になってもらいたいのです。 トップページの、「お読みになる方へ」の項をもう一度読んで下さると嬉しいです。
▽ Re:マコモ風呂について randy データNo:357 2008年07月20日(Sun) 13:06
マコモ?
▽ 失礼しました KIKI データNo:356 2008年07月19日(Sat) 21:12
切羽詰った気持ちだったので不注意にも相談を書き込んでしまいました。了解しましたので今後こういう相談は致しませんのでお許しください。 ヒントありがとうございました。
▽ ・・・ MIO データNo:355 2008年07月19日(Sat) 19:06
特定の治療家の利害に関係するコメントを私はすることを好みませんので、この種の質問はご遠慮願います。トップページの注意をご参照下さい。
KIKIさんは、ご自分の頭で考えることを学ぶ必要があります。
今回に限りヒントを出します。
▽ マコモ風呂について KIKI データNo:354 2008年07月19日(Sat) 13:37
先日はご親切な回答ありがとうございました。
▽ お答え MIO データNo:353 2008年06月30日(Mon) 19:59 >汗をかけなくなり、また暑さや湿気を感じることができなくなりました。
脱ステロイド後まだ皮膚が充分回復していない時期に、微熱が出続けるなど体温調節がおかしくなったり、暑い時期も寒く感じるなど温度の感覚が異常になったり、ということはままあるようです。 おそらく皮膚のバリア機能が損なわれているために外界からの刺激に非常に敏感となり、その状態を代償するため、免疫系・内分泌系・自律神経系などがさまざまに働き調節しようと試みている過程の現象なのではないか、と私は思っています。 例えば汗はかけないのではなく、皮膚のバリア障害のために不感蒸泄(意識されずに失われる水分)が増加したり、浸出液で失われたりしているため、体内の水分がこれ以上不足しないようにと、汗で出さないように調節されているだけかもしれません。 >体の臓器等、他の部分に全体に影響はないものでしょうか。
そういうふうに身体の中は全部有機的に繋がって働いていますので、その意味では全身的な影響はもちろんあります。
感染症を合併しそれをこじらせれば、そういうことが起こりえます。 いずれにしろ、具合が悪くなることがあれば、その時は医師の判断を仰ぐことです
皮膚機能 さや データNo:352 2008年06月29日(Sun) 22:24
mioさま、はじめてホームページを読ませていただきました。 最近数ヶ月、やっと落ち着いたと思ったアトピーが再度悪化し、苦しい日々を送っています。原因もなく、とつぜんあれよあれよとの間に悪化していき、なすすべもありませんでした。
悪化してから、特に汗をかけなくなり、また暑さや湿気を感じることができなくなりました。痒みは収まってきましたが、全身の皮膚がべりべりとむけてきて、手の指には一部水泡ができ、肩の部分だけに膿のようなものが出る掻き傷があります。
▽ Re:プロトピックについて&顔石鹸 KIKI データNo:348 2008年05月31日(Sat) 23:54 ありがとうございました。 個人差の大きいこの病気。自分がより納得できるもの、より不安が少ないものを自分自身で探って見つけるというのがいいのでしょうね。
世間ではこの病気がここまでややこしく、体の中(免疫や自律神経系など)からおかしくなってるとか、果てしない不快感を感じ続けているとは思われてないでしょうね。辛いですが、何とかがんばって行きます。
▽ お答え2 MIO データNo:347 2008年05月31日(Sat) 22:18
>顔を洗う石鹸と、体を洗う石鹸は別にした方がいいですか?
>保湿について
>新薬(弘前大と大阪大の共同研究の外用薬)
あまり、細かい情報に翻弄されない方が、楽だと思いますよ。
▽ Re:プロトピックについて&顔石鹸 KIKI データNo:346 2008年05月31日(Sat) 18:30 お忙しいところ、お返事ありがとうございます。
質問の書き方がおかしかったです、すみません。
いっぺんに質問せずすみません。あと、もう一つ質問させてください。保湿についてです。
あと、プロトピックについては又相談させてください。
▽ お答え MIO データNo:345 2008年06月13日(Fri) 00:12 >MIOさんは、今は医師としてお仕事可能な程度のアトピーであり、ステロイドもプロトピックも少しも使っておられないのでしょうか?
使っていませんね、
プロトピックについては、昨年には、酒さ*様皮膚炎を起こし得るという報告が散見されるようになり、皮膚科の学会でも話題となっています。(*さは、査をへん、皮をつくりとする漢字を書きます。) 石鹸については、ご質問の内容がよくわかりません。
私が愛用しているのは、大島椿の、アトピコ石鹸、髪にはアトピコシャンプーです。最近出た新しいラインナップではなく、20年くらい前から売られている、赤ちゃんの絵のついた方です。
▽ プロトピックについて&顔石鹸 KIKI データNo:344 2008年05月30日(Fri) 22:33 MIOさんはじめまして、以前よりHP見させていただいてましたKIKIと申します。ずっと参考にさせていただいております。IKさんと名前が似てますが別人です。
私は、30代女性で15年くらいアトピーです。
MIOさんは、今は医師としてお仕事可能な程度のアトピーであり、ステロイドもプロトピックも少しも使っておられないのでしょうか? 後、顔の石鹸は、体の石鹸は変えたほうが良いでしょうか?MIOさんはどのようなものを使われていますか? 長文失礼しました。
▽ Re:神経の伸長について IK データNo:343 2008年05月12日(Mon) 14:22
MIOさん 返信ありがとうございます。
30年苦しんだアトピーがここまで回復できたのは奇跡としか言いようが無く、今の主治医や、参考にさせていただいたサイトの運営者の方には本当に感謝しています。 多くの切羽詰った患者達が、一刻も早くステロイドではない自分の体に合う治療法に出会える事を祈っています。 皆様、どうかご自愛下さい。
▽ お答え MIO データNo:342 2008年05月10日(Sat) 17:17 こんにちは。 ここの情報が参考になれば、何よりです。 >伸長した神経はその後もとのレベルにまで戻るのでしょうか? 「タクロリムス(プロトピック)が、異常に伸張した表皮内神経の数や長さを減じる」、という研究報告はあります。また、掻爬と結び付けて論じられている報告もしばしばあり、動物実験で「掻爬が減じたら神経伸張も減じた」としているものも1つありました。
多分IKさんのお聞きになりたいであろう論点である、「自然軽快した患者では伸びた神経が元に戻っているのか」という点については、明確なデータはないのでは、と思います。
私の推測では、これは症状悪化時の炎症や掻爬に引き続く二次的な変化で、原因がなくなれば、また自然治癒力によって、次第に正常な状態に戻ってくるのではないだろうか、と思っています。
▽ 神経の伸長について IK データNo:341 2008年05月08日(Thu) 17:47 こんにちはMIOさん。はじめまして。
この冬に脱ステに取り組んで約3ヶ月が経過しました。 さて「第4章 最悪の時期」の中で、神経の伸長について述べられていますが、伸長した神経はその後もとのレベルにまで戻るのでしょうか? よかったら教えてください。
▽ 治療に来なくなった患者のその後… アジェ データNo:340 2008年04月25日(Fri) 23:49
はじめまして。 |